本物そっくりの木でできたバードカービングをご存知ですか？鳥の工房つばさでは、主宰が一つ一つ心を込めて制作した、バードカービングの作品を鑑賞できるほか、自分で木を削って作る、バードカービングの体験も行っています。

講師の方は、世界大会入賞（※）の実力を持つ方です。
バードカービングの"匠"から習う本格レッスンを楽しみながらチャレンジしましょう。

※2009ウォード･ワールド・チャンピオンシップ・コンペティション
アドバンス(上級)・クラスミニチュア総合１位入賞

バードカービングとは

バードカービングとは、コツコツと木を彫って鳥をつくることです。

バードカービングの歴史は、アメリカ大陸の原住民が狩猟の際に使用していた「デコイ」がそのはじまりと言われています。
デコイとは、鳥を模った作品のことで、ガンやカモを捕獲する時、オトリとして鳥に似た物を湖に置いた木彫りの鳥がその原型です。

これが徐々に工芸品へと発展していったのが、バードカービングです。

日本ではまだ一般的に知られていませんが、本場アメリカでは芸術性の高い伝統工芸として幅広く愛されています。

バードカービングの魅力は、なんといっても鳥たちの躍動感あふれる造形です。
まるで羽ばたきが聞こえてくるような緻密に彫られた翼のフォルムは素晴らしい造形です。
羽の質感と筋肉と骨格の構造を忠実に再現した体躯も見どころの一つ。
ひとつの木材が、まるで生きた鳥のような生命感みなぎる彫刻に生まれ変わります。
今では見ることが難しい、希少な野鳥も本物に近く精巧に作られています。

また、｢バードカービング」は装飾品だけではなく、剥製を飾らない運動としても進んでいて、博物館などでも剥製の代わりに「バードカービング」を展示するところが増えていると言います。

ぜひ、工房を訪れて匠の技を間近で見てみて下さい。
躍動感やリアリティを感じ、自然が持つパワーを感じられることでしょう。

体験手順

本来は３～４ヶ月かかるバードカービングですが
体験教室では、4時間で体験を行います。
キットを使って彫る壁掛けです。
エプロンや道具も揃っているので、手ぶらで大丈夫です。

半面の鳥の制作ができます。
ペイント仕上げのオオルリかキビタキの壁掛け、もしくは木目を活かしたデコイの壁掛けを作ります。
制作したものは壁掛けにして、玄関やリビングのインテリアとして飾って楽しみます。

主な体験の流れ
１．荒削り　キットの鳥をくちばしや翼などの形を注意しながら、電動工具を使って彫ります。
２．仕上げ　表面をやすりをかけて、きれいにします。
３．サンディング　ガラスの目を埋め込みます。
４．ペイント　アクリル絵の具を使ってペイントします。
５．壁掛け用フックを取り付けます。
６．完成 

体験教室では物足りない方に

体験教室では、キットを使って半面の鳥を作りますが、
立体的でより躍動感のある、本格的なバードカービングに挑戦したい方は、バードカービングスクールがお勧めです。

時間はかかりますが、どなたにでもつくることができます。
自分の手でつくり上げた作品の味わい深さは格別です。

海外のコンクール(Ward Championship)で入賞実績のある講師の方が直接指導してくれます。5回チケット（19,000円）を購入して、都合の良い時に通う事ができます。
一つ目の作品から好きな鳥をお好きな仕様で作ることができます。(鳥だけではなく、他の動物の制作も可能です。)

できた作品はお部屋のインテリアとして飾ると、まるで鳥たちの生命力が感じられるようです。自然を間近で感じ、作品によっては、格調高い雰囲気をもたらしてくれます。