東海館のみどころ

東海館のみどころは多岐にわたりとてもこの場で紹介しきれるものではありません。
現在では入手することは困難であろう、ふんだんに使われた銘木、変木の数々は長年の手入れによって磨き込まれ、言いようのない味がでています。
いくらきれいに写真を撮り紹介しようとしても、その味わいまでも写し取ることは出来ないのです。

平成9年3月31日に70年近くにわたり、松川の川面に毎夜映し出された明かりは一旦消えたものの、伊東温泉観光・文化施設として生まれ変わった『東海館』の古き良き時代の味わいは、いまだ健在です。

当時のまま入浴が可能な風呂につかり目を閉じてみれば、ぱたぱたと廊下を行き交う足音が聞こえ、宴もたけなわの多くの陽気な声が聞こえてくるでしょう。

一階(玄関)

 
 表には旭日、波、鶴。裏には亀といった、縁起物の模様が彫られている。
 前後に距離を置いて配置されている為に、鶴の後ろに置かれた亀の彫刻は玄関下まで行って再度見上げねば気がつかないかもしれない。
 また、青銅色の唐破風の屋根の造りは細部まで手が込んでいる。
 前後に彫られた彫刻の間から見える梁などの構造体までもがきれいな曲線を描いて造作されている。

一階(蘭の間入り口)


 一階蘭の間入り口 部屋の中にある書院障子の意匠も牡丹の間などと同様手の込んだ造りである。
二階(牡丹の間室内)
牡丹の間室内

 
二階牡丹の間室内 網を干している風景を図案化したものだろうか、書院障子の意匠が特徴的である。
三階(大広間)
大広間
 百二十畳の大広間。格子状の天井から下がっている照明は一見の価値がある。舞台脇を飾る対の孔雀の彫刻が見事である。
望楼
望楼
 旅館いなばの望楼と共に伊東温泉の象徴でもある東海館の方形望楼より北西の方角を望む