東海館の風呂(彫師森田東光の唐獅子のあるタイル風呂)

大小2つの内湯があり、当時は大きい方が(唐獅子のある)男性用、たこの湯口のある方が女性用とされていました。
昭和19年当時、静岡県知事宛に届けられた内訳には『大浴場、大広間共に当地最大』とあったそうです。
昭和初期の温泉旅館の建築様式をそのまま残した『東海館』で、温泉情緒をごゆっくりお楽しみください。
床から壁まで前面タイル張りの大浴場です。黒錆色の唐獅子は、地元出身の彫師・森田東光作によるものです。

東海館大浴場
写真上:大浴場 写真左:森田東光作唐獅子の湯口 写真右:同じく森田東光のたこの湯口

森田東光

十代後藤茂右衛門正忠の門人であった後藤縫之助の長男後藤高之助、明治二十一年頃後藤桂林として独立。
後藤桂林は若い頃、東京本所六軒堀の後藤功祐(彫刻請負師)のもとに身を寄せていた。
年齢は若くとも腕はよく東京下町の社寺に無銘の作を多数残している。
森田東光はその後藤桂林の弟子の一人、大浴場に置かれた唐獅子は後藤流が得意とした題材である。
注:森田東光につきましては資料が乏しいため、間違った解釈をしている場合もあります。

 

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