映画『あの娘は知らない』登壇付き上映イベント開催レポート(2022年9月25日開催)
- お知らせ
伊東市をメインロケ地として撮影した映画『あの娘は知らない』の登壇付き上映イベントが、9月25日(日)に、伊東市生涯学習センターひぐらし会館ホールで開催されました!
ゲストに主演の福地桃子さん(中島奈々役)、岡山天音さん(藤井俊太郎役)、脚本・監督の井樫彩監督を迎え、上映終了後にはトークイベントも実施されました。
海辺の町でひっそりと旅館を営む中島奈々と、喪って(うしなって)しまった恋人の足跡を辿りその町に行き着いた青年・藤井俊太郎。
お互いに「喪失」を抱えた二人の新しい紐帯(ちゅうたい)と希望を描く作品です。
市内の主なロケ地は、民宿中島荘、民宿ふかべ、花のはなもり本店、うたや とら、大室山登山リフトなどで、撮影は2021年6月下旬に行われました。
上映が終わると、会場はたくさんの拍手に包まれ、そのままトークイベントへ。
前日まで台風による荒天に見舞われた伊東市でしたが、当日は晴天に恵まれ「なんだか迎えてもらったような気分」と福地さん。
井樫監督は「伊東が好きすぎて前入りしました」と、イベント前日から伊東を楽しまれていたご様子!
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最初のトークはロケ地となった伊東市について。
当初はロケ地候補が他にもあったそうですが、伊東へ下見に来た際に入った飲食店の目の前に、本作のメイン舞台となった「民宿 中島荘」があり、井樫監督にとって惹かれるものがあったそうです。
後日改めて館内を見学したのち、撮影決定に至りました。あの時監督が違うお店に入っていたら、この作品は伊東で撮影されていなかったかもしれません…!
岡山さんが「夜に二人が話すシーンを撮った防波堤があるんですけど、そこが好きですね。ああいう所ってなかなか無いし、画になりますよね」と話すと、
「私もあの場所好きです。なんか背中を押してくれるような感じがして…」と福地さん。
それに対し「あの場所で実際に背中押されたら危ないけどね」と岡山さんがツッコむと、会場は笑いに包まれました。
撮影期間中の思い出を聞かれ、「クランクイン前日に食べた喫茶店わかばのソフトクリームが美味しかった」と笑顔で話す福地さん。
一方、岡山さんは「滞在中、観光はできなかったけど、ホテルから歩いて行ける距離に本屋さんがあって、そこで『コンビニ人間』を買いました。面白かったですね」と、お二人とも撮影時間外に過ごした街中でのエピソードを挙げていました。
福地さんと岡山さんのほのぼのした会話と、それを笑顔で見つめる井樫監督の姿に、会場は終始和やかで温かい空気に包まれました。
伊東市では、年々撮影の問い合わせやロケ実施数が増加しています。
今回のような伊東で撮影された作品を上映する試みは初めてでしたが、自分の暮らす街が映画の舞台になることは、ちょっとした自慢や思い出になりますよね。
また、伊東という場所を知らなかった方にとっても、作品を通して「こんな場所があるんだ、行ってみたいな」という発見に繋がるかもしれません。
ぜひ、映画『あの娘は知らない』をきっかけに、伊東に興味を持っていただけたら嬉しいです!
福地さん、岡山さん、井樫監督、そして上映の機会を設けてくださった株式会社レプロエンタテインメントほか関係者の皆さま、ご多忙の中伊東にお越しいただき、誠にありがとうございました。
以上、『あの娘は知らない』登壇付き上映イベントの開催レポートでした。
映画『あの娘は知らない』は、9月23日(金)より新宿武蔵野館ほか、全国順次公開です!
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