平安時代に開湯したと言われる、歴史溢れる温泉地。全国有数の温泉湧出量（静岡県では最大）を誇り、多くの温泉施設では源泉かけ流しの湯が楽しめます。市内には「七福神の湯」として低料金で利用できる昔ながらの共同浴場が点在し、だれでも手軽に温泉文化を体験できます。お肌にやさしく、保湿効果の高い泉質のため、温泉に入った人たちからは肌がスベスベになると高い評判を得ています。

昭和初期に建てられた老舗旅館「東海館」は、現在は観光・文化施設として利用され、毎週末多くの観光客で賑わっています。土日祝日は東海館の温泉に入ることもできます。

海を眺めながら温泉を楽しめる宿泊施設があるのも魅力の1つ。ファミリーからカップル、女子旅など多彩なニーズに対応する施設が揃っているので、誰とでも楽しめること間違いなしです。

相模灘に面し、新鮮な海の幸が楽しめます。特に近海で水揚げされる金目鯛は、多くの観光客のお目当て！定番の”煮付け”はもちろん、金目鯛の“お寿司”は絶品です。ほかほかのご飯の上に醤油と生姜で味付けしたアジのたたきをのせてお茶をかけて食べる「まご茶漬け」や、酢飯の上に魚のそぼろ、煮締めた椎茸、かまぼこなどの地元食材を彩りよく盛り付けた「箱寿司」は“地場の味”が感じられる郷土料理！魚介のすり身に野菜を加えて揚げた「ちんちん揚げ」は食べ歩きに人気のご当地グルメです。ちなみに油で揚げる時に「チンチン」と音がしたのが名前の由来だとか！他にも「おさかなコロッケ」「イカメンチ」などの美味しいグルメがいっぱいあります。

温暖な気候に恵まれた伊東の東海岸にはみかん畑が広がっていて、「温州みかん」「甘夏」「ニューサマーオレンジ」などの豊富な味を楽しむことができます。お土産やご自宅用にもおすすめ。収穫時期にはみかん狩りが楽しめるので、是非もぎたてみかんを現地で味わってみてください。

天日干しされたこだわりの干物は絶品！街のあちこちで地魚を干している風景に出会えます。新鮮な魚介を加工しているため、旨みがぎゅっと凝縮されていて美味しいと評判です。金目鯛、ふぐ、伊勢海老などの高級魚から、サバ、アジ、イカ、カマスなどのお手頃価格のものまで種類は豊富に揃っています。

伊東のお茶といえば、名産品「ぐり茶」。生葉を時間をかけて茶葉の芯まで蒸す「深蒸し茶製法」をとることで、渋みが少なく、ふくよかで上品な味わいが楽しめます。大切な人へのお土産におすすめの逸品です。

ほかにも、歴史ある温泉街で長く受け継がれてきた伝統の和菓子「あずき大福」「蒸しまんじゅう」「栗羊羹」、ニューサマーオレンジを使ったゼリーやケーキ、軽い口当たりとモルトの甘さが感じられる「伊豆の地ビール」などがお土産として人気です。

四季折々の花や、美しい紅葉が楽しめます。約1000種、4000本の椿が植えられている「小室山公園」では色鮮やかな花々と富士山が作り出すパノラマ風景が見事です。湖の水面に映った花々を眺めたい、幻想的な風景に出会いたい方には「一碧湖」「松川湖」がおススメ！紅葉シーズンには真っ赤に染まった一碧湖が、春先梅の花が鮮やかに咲き乱れる松川湖が、写真映えするフォトスポットとして人気を集めています。

「林泉寺」にある樹齢300余年の藤の花（県指定の天然記念物）は4月に見頃を向かえます。大室山の麓に広がる「さくらの里」では、初夏になると爽やかな香り漂うラベンダー畑が広がり、秋には小さなコスモスたちが風に揺れる風景に出会えます。10月頃には城ヶ崎海岸へ！周辺に自生するイソギクやツワブキなどのかわいらしい黄色い花が遊歩道を彩ります。

ほかにも街のあちこちで数多くの季節の花が観賞できるのでチェックしてみてください。

豊かな自然が生み出す景色が楽しめる伊東ですが、桜の季節は別格！毎年3月下旬～4月上旬に見頃を迎えます。自然が生み出した壮大な景色、歴史ある建築物と見事に咲き誇った桜の木々が相まって、ここでしか見られない素敵な景色に出会うことができます。

「さくらの里」では2月～5月にかけて早咲きの大島桜から始まり、しだれ桜、ソメイヨシノ、八重桜など約40種・1,500本の桜が咲き誇り、訪れる多くの人を魅了します。絶景が広がる「城ヶ崎海岸」では満開の桜のお花見ウォーキングが満喫でき、伊豆高原駅から3kmに渡って続く「伊豆高原桜並木」は写真映え間違いなしの撮影スポットとして有名です。松川湖畔に広がる桜並木は知る人ぞ知る隠れた桜の名所。

桜シーズンになると街のあちこちで違った風景が楽しめます。

伊豆半島東海岸の中心に位置する伊東市は、東京や名古屋方面からスムーズにアクセスできる便利なロケーション。東京方面から訪れる場合は東名高速（厚木ＩＣ）から小田原厚木道路を経由して約90分。名古屋方面から訪れる場合は東名高速（沼津ＩＣ）から伊豆縦貫道路を経由して約60分。高速道路を利用することをおススメします。海沿いの国道135号線が渋滞した場合は、駿河湾や富士山などの眺めが楽しめる「伊豆スカイライン」を利用すると絶景に出会えるかもしれません。

電車の場合は、東京から特急「スーパービュー踊り子」を利用すると東京～伊東間の所要時間が約1時間40分という快適さ。また、東海道新幹線で熱海駅まで行き、ＪＲ伊東線に乗り換えて訪れる方法もあります。最近話題の観光列車に乗って伊豆半島の車窓からの風景を楽しむ旅も魅力的。友人たちと楽しむグループ観光客の方々に特に人気を集めています。

城ヶ崎海岸や大室山の山頂で感じる、圧倒的な爽快感！あたり一面に咲く誇る季節の花々の美しさ！伊東の自然が作りだした素晴らしい風景や、写真映えする絶景スポットを紹介します。

「城ヶ崎海岸」の遊歩道に架かった吊り橋からの眺めは感動的！伊豆ジオパークを代表する雄大な景観が広がっています。約4000年前の火山噴火によってできた巨大な断崖絶壁の風景は圧巻です。伊東市のシンボル・大室山の山頂からは360℃のパノラマ風景が堪能できます。富士山をはじめ、南アルプスや伊豆諸島の眺めはサイコーです。「さくらの里」に広がる満開の桜風景、「小室山公園」の色鮮やかなつつじの花はたくさんの観光客を魅了します。“伊豆の瞳”と呼ばれる「一碧湖」は四季折々の景観美が堪能できるビュースポット。特に、真っ赤に色づく紅葉の風景は見事です。春夏秋冬、違った顔の伊東に出会えます。

伊東市で開催される主なイベント行事を紹介します。1月には風光明媚な海岸線を走る「伊東オレンジビーチマラソン」が開催。2月に行われる「大室山山焼き」は広大な山全体を一気に焼く行事で、そのダイナミックな風景は一見の価値アリです。春から初夏にかけては季節の花々を楽しむイベントが目白押しです。満開の桜を楽しむ「さくらの里夜桜観賞会」や、約10万本のつつじの絶景が広がる「小室山公園つつじ祭り」は多くの観光客で賑わいます。

夏には豪華花火大会が数多く催され、ファミリーやカップル、友達同士などたくさんの人々が訪れます。特に「按針祭 海の花火大会」は伊豆エリア最大規模を誇り、約1万発の花火が夏の夜空を華やかに彩ります。迫力ある和太鼓と花火の競演も必見です。

ほかにも、町おこしのために考案された「全日本まくら投げ大会in伊東温泉」（2月）、幻想的な「ほたる観賞会」（6月）、大きなタライに乗って川を下る「松川タライ乗り競走」（7月）など、多彩なイベントが一年中町を盛り上げています。