大室山の南山麓に位置する「池」の田んぼ。
今は、きれいに整備された耕地となっていますが、大昔は大室山の噴火によってせき止めらた「池」だったことからそのまま地名に・・・
今日は、「池」の自然・歴史に詳しい地元の稲葉さんに案内してもらいました。(2009年9月10日)
ちょっと黄金色になってきた田んぼのあぜ道に彼岸花が咲いています。まだこれからのも多いようですが。
色の変わった田んぼを見つけました。黒米・赤米の田んぼです。
偶然、生産者の稲葉さん(池地区には稲葉さんが多い・・・)にお会いしたので、お聞きしたところ、古代米は、白米にくらべ天候等の変化には強いけれど、生育も長くかかり収穫量は3分の1程度だそうです。だから改良して現在の米になったわけですね。
稲葉さんは、この辺では珍しいマコモタケづくりにも挑戦しているということで・・・
まだ出来てはいませんでしたが、写真をお借りしました。
転作植物として注目されているマコモタケ。これからの成長が楽しみです。
黒米や赤米などは、国道135号線沿いにある ファーマーズマーケット・いで湯っこ市場 に出品しているそうですので、マコモタケも恐らく・・・楽しみです。
大昔池だったこの場所が、今ではこのように実り豊かな土地になってますが、ここまでの道のりは大変だったようです。
2つの記念碑が、それを物語っていました。
・明治3年に完成した排水トンネル・・・平安都城碑
(流れた水は、伊豆高原から大淀・小淀に行くとき脇を流れる対馬川となり、城ヶ崎海岸へ滝となって落ちていきます。)
・大正6年現在の姿に耕地整理(鳴沢川の付け替え)・・・耕地整理の碑
そして、水の管理・制御はいまでも続いています。
鳴沢川の上流にあるドンドン淵に案内してもらうと、水が二手に別れるようになっていて、一つは山に沿うような水路に流れていました。
この水路は、台の田水路といって、山神社付近まであり(かなりの距離です!)高台にある水田を潤しているとのことです。
実に周到に水の管理がおこなわれ、全ての水田が潤うようになっていました。(落ち葉の除去など管理が大変だそうですが・・・)
これまで何気なく「きれいな里やま」と見ていたのですが、このような開拓の歴史と今おこなわれている様々な努力を知ると、本当に「大切にしなければならない里やま・池のたんぼ」なんだとあらためて思いました。
これからも、池の田んぼの様子をお届けしたいと思います。
池の田んぼの場所は、 ゆったり湯めまちウォーク・里やまコース をご参考ください。
車で行く場合は、山神社脇の駐車場に車を置いて、のんびり歩いて里山の風景をお楽しみください。
追記
今回、案内をお願いした稲葉さんは、普通の野菜ではない一風変わった(?)野菜を育てています。ちょっと拝見・・・